たましいのはか

 まるで人生だ、

 人の命は短い。10歳でも80歳でも短い普遍だ。忘れるな。

 毎日とんでもなく人とコミュニケートしている日々だ秒で連絡が来て裁く命が短いSSRIだって飲み忘れる程バイクでコケ、電話で会話し、弱みや悩みを聞いて、そのことについて考えているうちに1日が過ぎるが、笑ってしまうが、70歳になってもそれはつづくの実証済みだ。

 ぼくは今日は65歳の初対面でおじさんと飲みまくっていたのでふらふらだが、正直言ってまともに書こうとさえ思っていない、おじさんは母の友人で安心した。良い人そうだったから。わかるか。68歳の交友関係が。とんでもねぇぞ。

 ぼくは中年だが、老年の人々との関わりはショックだった。死だ。すぐそばに死があり、とっくにそれを意識している人たちの「笑い」ほど切実なものはない。切実なんだ。明日死ぬと覚悟している人たちの軽みは。

帰郷するたびに何十層もの感情が込み上げて逃げたくなると同時に、老いた母のものすごく細く、小さくなってしまった体を見て、逆説的に生きようと思うぼくの気持ち悪さをぼくは感じている。