オルタナティブ日記

この味は冬の天の川

風呂に入る時には必ず読むものか電子タブレットを持参し余剰時間の消費に努める現代人。一刻を争う気分であらゆる作品群をちぎっては食べちぎっては食べまるで巨大なフランスパンの横腹に穴を開け深く潜航していくような、きっとゼペット老人も鯨の腹の中で…

くるくる

目覚める。すぐに町田康を読む。1990年代。ぼくの文芸ルーツを適当に探っている。大槻ケンヂ、中島らも、太宰治、ブコウスキー、小林泰三、滝本竜彦、秋山瑞人。なるほどぼくの趣味に合う文章が何故今無いのかが分かった気がした。ニルヴァーナもアリスイン…

空白の一日

暗闇の中で目覚める。忘れてる。手のひらと足のうらと耳がひどくちべたい。うつくしい空白。あしあとついてない雪原。ひどくちべたい。作文の手触り。 ずっとずっと前に聞いた音楽が聴きたくなった。窓をダンボールで覆った。静かなりずむ。エクレアみたいな…