2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

読み返さない

春樹さんの本をぱらぱらと読んでいると、“自己治癒的” という言葉がちらほらと目につき、創作には自己治癒的な側面が確実にありますものね、という文脈であり、そのような論旨を、発行年が10年以上違うAの本とBの本の二冊で実施されておられたので、たぶん…

とてもはやいさようなら

退職予定のIさんと酒を飲んだ。 どういう気持ちだったのか聞きたかった。 Iさんは話してくれた。 さすが北国の人だ。 ある意味ではそこに住む人たちはみんなパンクスだった。 すぐ死ぬからだ。 魂がぶつかる瞬間以外のどんな時間にも興味がない。 たぶん私た…

中年の危機をうだうだする

20代の後半あたりから、ずっと中年の危機だったのだが、今も中年の危機で、これがさとり世代の空気かもしれないなあ等、考えながら、ネットで正しいさとり世代の定義を調べているうちに、つくし世代という言葉もみつかり、自分を犠牲にして他人に尽くす世代…

もう一度カオス

こうなってしまうと、その日はまず自己紹介から始まる。 仕方のないことだと思う。 はじめまして。私はうごく水たまりです。よろしくお願いいたします。 私は混乱している。また興奮してもいる。こんがらがっている。 縫物をしていると時々、何かの偶然で糸…

かなびばほに

昨晩、金縛りになった。 久しぶりだった。 20代前半のある時期、妙に金縛りの回数が多いことがあったけれど、あの頃以来かもしれない。 私の金縛りは遺伝ではなく、ユニークな特性だ。 姉は一度も金縛りになったことがないので、私を羨ましがっている。 羨ま…

歌詞

歌を聴いている。 歌には大抵、歌詞がついている。 歌詞がついているから歌だと言えるのかもしれない。“ピーパッパッパラッポ”は、歌詞なのだろうか。 よくわからないけれど、それもたぶん歌詞なのだろうと思う。 なぜなら私はその歌を聴くとき“ピーパッパッ…

眠気チャンス

今日は本当に何を書いても全然気に入らない日だった。 2時間ほど頑張ったけれど駄目だった。 結局のところ、私は頑張るのに向いていない。 それから2日ほど寝ていない。 そう私は悪くない眠れないのが悪いんだ、ということにした方が精神衛生上よい事に気が…

ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン

時々、わけもなくヴァイオレット・エヴァ―ガーデンが見たくなる。 見ると私は泣く。 泣いている時の私は、とても醜い。 よい歳をこかれた男性が、アニメを見て、不意に涙を溢れさせる。 涙が一筋、頬を伝って美しく流れるわけだ。 一筋の涙は美しいかもしれ…

きたない靴を捨てる

靴がこわれている。 その白い靴はNikeの有名なバスケットシューズで、町に出ると必ず3人くらいは履いている人がいる。珍しいものではないし、いつでも手に入る。 私はその靴のふかふかした履き心地や、ぼんっと鈍臭いシルエットがなんだか好きで、よく履いて…

偽カラス

喫煙所は会社の外にある。 エレベーターを下り、自動ドアをひとつくぐり、水の出ない噴水の脇を少し行くと、真っ黒な巨大な羊羹があるから、その裏に回り込んだところ。表通りからは見えない場所。 灌木に囲まれた寒々しい広場に、灰皿が4つ立っている。 ど…

おばけ

思えば朝から様子がおかしかった。 バスルームから出ると本棚の番人が私をじっと見ていた。 いつもの彼女なら、どこか遠くを見つめている。私の方を見ていたとしても、その視線は私という物質を透過して、イギリスの片田舎の洋館の、中庭に咲いた薔薇の美し…

かじかんだ指で煙草を我慢しながら30分で書けること

あと30分で私の電池は完全に切れ、血を吐いて心臓が止まり、死す。 いつも私はそういうことを人に聞きたい。明日死ぬとしたらあなた、どうします。 暴れますか? 暴れますよね。窓ガラスをバットで叩き割ってテレビを持って走り去る海外のニュースの映像みた…

有意義

自分で裾上げしたずぼんを初めて洗った。 ほどけて分解するのではないかと心配した。 そうはならなかった。 糸を侮っていた。 何も考えていなかった。 糸が無ければ、人間は今も獣の革を体に巻いている。 人間の生み出した最も重要な素材かもしれない。 お昼…

自制力のない私がプレーリードッグと遭遇したブックオフの旅 #自分 #熱いココア

Oさんに2つ、話しかけてみた。 1つ目は、先日の腹立たしいおじいさんの話。 あの話のポイントは、私がおじいさんの本質的な問題に気づいた部分にあると思うのだが、それを言葉で伝えるのは非常に難しいと思った(誰かに理解できるとも思えなかった)ので、…

欲求と現実のジレンマ、どこかへ行きたい

そういえば、天上の角にいるフタホシテントウは、死んでいるんだと思う。 彼はとっくに死んでいて、それでも足の爪が壁の凹凸にひっかかったままで、だから落ちてこないのだろう。 あれを見て何を思えばいい? 死んでいるな。 どこかへ行きたいという気持ち…

冷気、そば、そしてロイヤルミルクティー

体の表面がしなやかさを失い張りつめ筋肉がこわばって動作不良を起こしている、さむい。 自然と肩に力が入る。強い風のせいで耳が切れたのではないかと思う。ポケットに手を突っ込む。 世界で一番風の強い通路を通って会社の裏の喫煙所に行くと風にあおられ…

だいたいゆめ

昨晩から一睡もしていない。 頭に靄がかかり、体力は低下し、食欲もなく、唐突に悲しい気持ちになったりする。 会社ではうたた寝してしまう。とてもしんどい。 今日は九時に寝ようと思い、中途半端に眠らないように耐えているものの、風呂の中で何度か意識を…

おばさんに対する無関心な信用

レンジでチンできるスープを探していて、クレアおばさんの具だくさんシリーズにたどり着いた。 届いた。チンして食べた。おいしかった。 歯磨きをしている時、不意に「クレアおばさんって誰だろう」と思った。 たしかクレアおばさんは、他にも何か作っていな…

雪が降ったり、寝ていたり

昨晩はRDOを少しした。 最近はインすると謎のエラーでアプリが落ちることが多発していたけれど、真夜中だった為か昨晩はそれがなく快適だった。 痩せた小さな馬に乗ってランタンを手に山の中を歩いていると、火を吹く兎に会った。兎は火炎放射器のようにひっ…

時間切れ

書く時間がなくなってしまった。 今日も終電ぎりぎりで帰るところ。 今、ぼわぼわの冬用の服を着た2人に挟まれて私は細くなっています。 今日は連絡が1時間30分遅れたので、連絡はもう来ないという対応をしたのに、帰り際に連絡が来たので、連絡は来ないとい…

ミスと平和と人という字

今日はミスをしてしまい大変申し訳ございませんでした、という気持ちになるわけでもなく、なんでこんなくだらないミスを、と、自らに対する怒りで非常に疲れ、中年の自責思考は多大なストレスとなり鬱となる、のメカニズムを体感しているのだが、しょうもな…

バグとコダックと終了

スカイリムをしており、洞窟の地下の最奥部にたどり着き、三体の骸骨幽霊ボスを倒して、アミュレットを修復してクリアするぞ! という、明らかに面倒くさそうなミッションの、ボスを三体倒した段階で、おそらくシナリオを進めるための重要人物みたいなキャラ…

他人のミスをミスであると証明するための疲労

終電ぎりぎりに帰る事になる。今日もよくわからないことがたくさん起きたので、すっかり疲れてしまった。自分の裁量であれこれ調整していいのなら問題はないのだけれど、そもそも確認すべき相手が、確認不可であるという状況が当たり前の職場で、どうやって…

うろうろ

鳥からは粉が出る。まるで煙のように。陽の光に照らされると立ち昇っているのがわかる。鳥にはトイレの概念がない。だから鳥はそこら中に糞をする。鳥と暮らすというのは結局、そういう事に慣れるということ。それは人間にも同じことが言える。何者かと暮ら…

休日のライン

何もない休日。予定もなく、焦りも不安もなく、同時に喜びも楽しみもない空白。覚醒し、布団の中で震える。この世界のあらゆる物質が低温状態で固くなり、高温状態ではやわらかくほどけていくのはなぜなのだろう。しばし考え、結局それは物質のというよりも…

夜の池袋で友人との楽しい大人の時間♪ #池袋 #友人 #楽しい時間

朝6:30までスカイリムをしていた。またボスを倒したタイミングでハングした。神の意思を感じる。神の意思を無視して続けた。ソルスセイムを平和にした。 16時に目覚め、シャワーを浴びて着替えた。外は暗くなりつつあった。フタホシテントウ、まだいる。人形…

荒野の風が吹く静かなフロア

書くことがない、と思う。たまに思う。 書くことがない、という認知は頭の中の大地に咲いた大きな花だ。 真っ赤なひまわりみたいな花だ。目立つ。そればかり目につく。 でもその花の茎をペンチで歯を抜くみたいに引っ張ると、隠された、まだ言語化されていな…

灰色の雲溜まり - 配達員のしくじりと玄関のドアの向こう

人形が届いた。2023年の暮れにAmazonで注文したもので、到着まで一ヵ月ほど要した。その間に人形のことは忘れていた。部屋のチャイムがキーンと鳴り、胡乱なものが平和を乱す、と私は布団の中で唱えた。それからしばらく黙々と記憶を手繰り寄せ過ぎた歳月を…

新年初

初夢を見た。 本来初夢は正月に見た夢のことを指すようだけれど、2024年になって初めて見た夢ということで勝手に初夢とする。私は町の中でエレキギターを弾きながら歩いていた。パワーコードをオルタネイトピッキングでじゃんじゃんか鳴らしながら歩いていた…

移動し続ける欲求と安らぎの発見

正月気分で浮かれている。 浮かれていてもテンションが上がっていない。テンションが上がる、ということが無くなっている。落ち着きが出てきたと言えるかもしれない。あるいはただ単に、年齢故の疲れなのかもしれない。どちらであろうが特に気にならなくなっ…