【エスパー】猫又おかゆのすばらしかったところ【オタクの妄想】

 8月28日の『【スプラ3】前夜祭だ~~~!!!遊ぶぞ~~~!!!【 #SMOK 】』Mio Channel 大神ミオにて、一時的に大空スバルがゲームから抜け、一般ユーザーがチーム内に紛れ込んでしまった時、MOKの三人はハプニングをどうにかエンタメにしようと一般ユーザーを面白おかしくいじった。ゲーム配信を見ているとよく見る光景だし、そんな風にタレントにかまってほしいリスナーがスナイプしてVTuberチームに紛れ込もうとすることもあって、別にどうという光景でもないんだけれど、スバルがチームに戻ってきて一般ユーザーがチームを抜けた時、猫又おかゆだけが「ありがとうね」と言った。その後に続いてSMKもありがとうと言うのかと思ったけれど、誰も言わなかった。あの時「対外的な視点」を持っていたのはおかゆだけだった。そういう視点を持っているというだけでおかゆのすばらしい人間性が垣間見えるし、それは人たらしたる所以だと思う。
 ぼくはここであえて「優しさ」ではなく「対外的な視点」と書いている。おかゆはおそらく優しい人間なのだろうけれど、あの時に際立ったのは優しさではなくむしろバランサーとしての鋭い感性だった。
「一般ユーザーをいじる」のはとても難しいことだとぼくは思う。それは無関係な人を指さして笑う行為にとてもよく似ているからだ。そしてその時、一般ユーザーは発言をすることもできないし、一方的に笑われていることしかできない。面と向かって笑われているわけではないし、配信を見なければ自分が何か言われているということにさえ気づかないと思うけれど、「集団で・無関係な人間を・いじる」という構図は、みんなでサンドバックを殴っている構図とほとんど同じであり、たぶん嫌な気持ちになる人が出てくる。というかぼく自身が「ちょっとこのいじり方は不安だなあ」と思っていた。もちろんSMOKが一般ユーザーに向かって悪口を言ったわけではないし、笑いながら一般ユーザーの名前を何度も呼んでいただけなんだけれど、それがちょっとした非難に見えないこともなかった。そういう時ぼくは配信よりもむしろ流れるコメントをじっと見る。その中に「いじりすぎだぞ」と書き込んだ人がひとりだけいた。気づいている人がいる、とぼくは思った。それからほんの少しあとでおかゆが「ありがとうね」と言った。たぶん、おかゆも「いじりすぎに見えるかもしれない」ということに気づいてたんだと思う。おかゆは一般ユーザーに向けて「さみしくなる」や「かわいかったね」等のフォローの言葉を口にするんだけれど、SMKはそれに上手く気が付かなくて「あいつはメンバーじゃねえよ!」みたいな返しをしていて、おかゆのフォローをエンタメにしてしまう。エンタメにしてしまうのがVTuberの仕事なので、それはもちろん当然のことなのかもしれないけれど、あの時にあのタイミングでお礼を言えたおかゆは、やっぱり人間のことがよくわかっている勝ち猫だと思う。あと本文に関係ないけどぼくはころねすきーです。