強さ

 今日もFPSを12時間以上やった。いつもとは違うゲームをやったら、100回のうち85回はトップの成績だった。ぼくはゲームが下手だと思っていたけれど、それは間違いで、下手な人よりはかなり上手い、というのが正しい。強さって相対的で限定的なものなんだなって改めて心から実感した。Aグループでは最弱でもBグループでは最強みたいなことって当たり前にある。逆に、地元の高校では成績トップでも全国レベルでは普通みたいなことも、当然ある。絶対的な強さとか、誰が見ても天才とか、そういうのはやっぱり無くて、ある時期のある場所であるルールの中である体調で、強い、ということはありえるけれど、全的に常にどんな時でも一番うまい、一番へた、っていうのは無い。ぼくは今日、はじめてやるゲームなのにもかかわらず、一緒にゲームをしていた人たちから見たら、天才と思われるようなスコアをめちゃくちゃたくさん出したし、チートを使ってるんじゃないかくらいの負け知らずの最強だったけれど、別なFPSでは普通よりちょっと下手くらいだったりするから、強さっていう概念も、あまり信用できないというか、大したことないというか、強さに少し、がっかりした。ぼくごときが最強になれてしまう世界があるというだけですこし価値が下がった。