理由も分からずに

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 AIが絵を描くアプリを使ってみた。左の女の人がチェンソーマンのパワーちゃんのパネルで、その横の機関車みたいのがぼくだ。もう人間ですらなく、しみじみと面白かった。パワーちゃんもずいぶん物分かりが良さそうだ。

 身近な訃報が続いている。寒波のせいだったのかもしれないって思っている。唐突な気温の変化や、重力変動や、あるいは宇宙線の多寡は、思っているより人間に影響を及ぼすのかもしれないな、それを検知する機能がないだけで。と、気圧に弱い人の話を聞いて思う。目に見えないし、五感ではっきりと感ずることが出来ないけれど、無味無臭のガスを吸い込んで倒れる人もたくさんいる。だからあるいは、なんにも感じないけれど、理由も分からずにこうふくになることもあるんだろう。

 妙に音楽がささる1日が続き、電車の中で、周りの音が聞こえないほどの音量で聖歌を聴くと召された感じになってよい。電車の中のすべての人間がもうこの世ならざる存在のようだから、この電車の行き先もおそらく光の中なのだろう。地に足のついていない想像。

 家でDJごっこをしていて、上手く繋げようとか、かっこよく聴かせようとすると途端につまらなくなってきた。自分にとって面白いことはユニークで、個別で、それぞれ違っているから、孤独が楽しいのは当然なのかもしれないと思う。